iTunes Uは本当に革命かも知れない
先日、今までPodcast技術を用いた講義の配信に留まっていたiTunes Uが "Learn anything, anywhere, anytime." (いつでも、どこでも、何でも学ぼう。) をテーマにグレードアップして登場しました!
「日本に居ながらにして世界中の講義を聞ける」と期待する学生、「家に居ながらにして講義聞けるから学校イラネww」などと一層引きこもりを拗らせる学生には最高のツールになるかもしれません。
さて、このiTunes Uですが、巷ではメモ機能があるから便利だとか表面上の機能だけピックアップして騒いでいる印象があります。
そんな、とりあえずApp入れて講義ダウンロードしてみました!便利でした!終わり!という素っ気ないレビューで済まされるほどiTunes Uは甘くありません。
というわけで、ほんの少しですがiTunes Uを使ってみて些細な事だけどこれは便利!と思う機能をピックアップしてみました。
ダウンロードしたのはこちら。スタンフォード大学のiPad and iPhone Developmentなる講義。現在ランキングでトップコースの1位になっています。
1. 講義を再生しながら資料を見れる
学校でリアルな講義を聞くなら、教科書見ながら話を聞けるのは当たり前のことですよね?
そんな常識的で当たり前のことは当たり前にできます。試しにMVC and Introduction to Objective-Cを再生しながら教材一覧に戻ると上記の様に再生しながら表示することができます。
更に、この状態でLecture 1 Slidesを開くと再生されたまま授業で使用されているプレゼンテーションを見ることが可能です。

拡大・縮小、単語の選択コピーなど自由自在。
2. 資料を印刷することができる
iTunes UのデジタルコンテンツにDRMなどは掛かっていません。
試しに先ほどのLecture 1 Slideを開いて、右上のボタンよりプリントを選択してみると、ページを指定して印刷することが可能。
もちろん、直接iOSデバイスから印刷するにはAirPrint対応のプリンタが必要ですが、HPからは低価格のAirPrint対応プリンタ、EPSONも去年末に対応プリンタを販売開始しました。
もちろんプリントだけではありません。
"iBooks"で開くを選択すると、その資料だけ取り出してiBooksで閲覧可能ですし、次の方法で開くを選択するとi文庫やGoodReaderなどお気に入りのAppで開くことも可能です。
中には、デジタルでメモを取るよりも、やっぱり紙に書いたほうが勉強になるという学生も居るでしょう。
または、自分の欲しいスライドだけ印刷して、自分のためのオリジナルの教科書だって作ることが出来るかもしれません。
3. 講義の再生速度変更や30秒戻す機能
これはリアルな講義では実現が難しい便利な機能です。
どんな学校においても、通常1人の生徒のために話すスピードを落としたり、何度も同じ事を話してくれたりはしませんよね?

コントロールバーの30秒戻しボタンを押せば、30秒前に戻してくれます。聞き逃した!っと思ったらこれを押せばちょっと前に戻ることが可能。

再生スピードだって、遅めの0.5倍速、通常スピードの1倍速、時間が惜しい人の為の1.5倍速、そして速聴レベルの2倍速など4段階から選択可能。
今回は当たり前のことをあえて取り上げましたが、こういった細かい点が最初から当たり前のように搭載されている辺りに、オフィスに篭って開発したAppではない事が感じられます。
ジョブズは言いました。
Kick start your brain. New ideas come from watching something, talking to people, experimenting, asking questions and getting out of the office.脳みそをフル回転させろ。新しいアイデアは何かを観察し、人と会話し、実験、質問をすること、そしてオフィスから出ることから生まれる。
まだ、細かいところで惜しい点があったりしますが、これから世界中の学生の意見を取り入れながらより良いiTunes Uが出来上がっていく、そんなApple University的構想は大きく期待できるのではないでしょうか?
Every once in awhile a revolutionary product comes along that changes everything.時として、何もかも変えてしまうような革新的な製品が生まれる。
今度はiPhone、iPadで教育のあり方を何もかも変えてしまうのでしょうか?



