「俺には5年間連れ添ったお気に入りのプリンタがあるんだ!」とか「当時30万円もしたプリンタの減価償却が終わってない!」とか「クソッ!買った直後にAirPrint対応プリンタが発売された!」という方が
かつて夢に見たかもしれない
AirPrintに対応したプリンタサーバ。
需要がありそうな雰囲気を漂わせながらも、どの周辺機器メーカーも作らず、そしてAppleさえもAirMacベースステーションにAirPrint機能を搭載しない。
というわけで、今回は「新しいプリンタを買って貰うためにわざと作らない」とも思えるAirPrint対応プリンタサーバを作ってみました。
(以下、姉妹ブログ「Eleclog.」の記事を参照しています)
準備するもの
1. SheevaPlug Dev Kit (US)
2. Linuxに関するそれなりの知識
3. やる気+勇気
さて、今回のAirPrintサーバ製作にあたって最初の難関となるかもしれないのはSheevaPlugの輸入です。
SheevaPlugは2009年あたりに発売されたARM搭載のプラグコンピュータです。
最近SoftBankが発売したpogoplug等もプラグコンピュータに分類されますが、要するにACアダプタくらいのサイズのコンピュータのことを指します。
今回使用するSheevaPlugはプラグコンピュータの中でも初期の頃に発売されたもので、1.2GHzシングルコアCPUと512MBのRAM、USB2.0ポート1個、SDカードスロット、ギガビットLANポートを備えています。
お値段は日本円で8000円程度(2012年3月現在)、送料も入れて1万円少しで手に入ります。
この段階で「HPの最新機種買った方が安上がりだし。はい解散。」などと思った方はチャレンジ精神不足ですので、どうぞお帰りください。
1. SheevaPlugの調達
輸入は販売元のGlobalScale Technologyより行います。
SheevaPlug Dev Kit (US)のページからAdd to Cartを選択、Checkout Now、初めての方はユーザ登録を済ませ、お届け先の入力、クレジットカードでのお支払いと進みます。
この間の作業については
SheevaPlug 購入などとGoogle先生に聞いた方が分かりやすいと思いますので、詳細は省略いたします。
2. ファームウェアの更新
届いたSheevaPlugはU-boot(ここでは便宜上ファームウェアと呼ぶ)が最新では無いことが多いです。まずはこれを最新にします。
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SheevaPlugが届いたので遊んでみた(1)
3. OS等のインストール
今回は、SDカードにFedoraをインストールしました。
通常、SheevaPlugはNAND(内蔵フラッシュメモリ)から起動できますが、NANDは書き換え回数に限りがありますので取り替え可能なSDカードにOSを入れます。
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SheevaPlugが届いたので遊んでみた(2)
4. ソフトウェアのインストールと設定
AirPrintサーバ化に必要なソフトウェアのインストールや設定を行います。
今回は、EPSON製のA3対応プリンタPM-G4500をSheevaPlugに接続しました。
EPSON同様にLinux向けドライバが提供されているプリンタの場合、AirPrintに対応できる可能性があります。
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SheevaPlugが届いたので遊んでみた(3)
ある程度の知識がある人は気づくと思いますが...
やっていることは普通のPCにFedoraをインストールしてプリンタサーバにしていることと全く変わりません。
では、なぜSheevaPlugを使うのか、そのポイントは消費電力の低さにあります。
SheevaPlugの消費電力は5W程度なのに対し、最近のPCでは低いものでもアイドル時30W前後の電力を消費します。
また、SheevaPlugはsambaやapacheも問題なく動作しますので、HDDを接続してNASにしてみたり、ちょっとしたwebサーバとして動かすことも可能です。
発売当初は人気だったプラグコンピュータ。
既存の自宅サーバ(意味も無く電源が入ってる鼻毛鯖 etc...)の省エネ化も兼ねて、SheevaPlugでAirPrintサーバなんて使い方はいかがでしょうか?